塩だけでイケます。

ゲームに関して個人的に思った「ここだけの話」を書きなぐっていくブログ

MMORPGの未来について考えてみる

f:id:bokutotu:20180315234632j:plain

RPG大好きです。MMORPGももちろん大好き。MMORPGブームがだいたい一巡して久しく、昨今ではスマホやVRなどの新たなプラットフォームでの展開が盛んでございます。ただ個人的には「新たなプラットフォームでの展開」に関してはあまりわくわくしておりません。

もちろんそれぞれのプラットフォームごとの新たな楽しみ方というのはあると思いますし、その部分に期待する気持ちもありますが、現状の「スマホ」や「VR」などはどうしても一定の制限があり、現状のMMORPGを包括した上でさらに倍ドン的な表現には到達できないのではないかという予感がしております。(それぞれに特化したトンガリ坊やになる気がするということでございます)

現状のMMORPGのその先は? 進化したMMORPGとはどのようなものだろうか? そういうのが個人的にはすごくわくわくするので、そこを夢見た結果を書いてみたいと思います。

MMORPG わくわくする未来

どのような方向性がわくわくするかというと、例えばMMORPG風の世界観で描かれるアニメーション作品でよくある「そのスキルを持っているのは自分だけ」とか、「まだ誰も探索したことないダンジョン」とかはわくわくします。ざっくり単語にしてしまうと「プレイの唯一性」でしょうか。私はここにMMORPGのわくわくする未来があるような気がしております。

現行のMMORPG(を悪く言うつもりはありませんが)は、ゲーム側が用意されているコンテンツは、基本的に「全ユーザー対象」であり、すべてのコンテンツを制覇することが現実的なレベルで実装されています。(とはいえ1000単位の時間がかかると思いますが)よって最終的な終着点はどのユーザーもほぼ同一となり、あまりプレイ経験の差は生まれにくいように感じます。どのクエストもほとんどのユーザーがプレイしており、最強の武具はだれもが持ってて、全員最強の魔法が唱えられるとかそういう感じです。

もちろん「人と遊ぶ」ことがMMORPGの一つの本懐ではありますので、プレイ経験の差異はそこである程度カバーされる部分ではあるものの、それは偶発性を大きく孕んでおり、またゲーム側で保証される部分ではないために、現状では付随的な価値としてしか認定は難しいように感じます。

ただここを「ゲーム側として保証する構造」が実現できれば未来的ではないでしょうか? 

ではどうすればよいかを考えると、ど直球では「圧倒的なバリエーションでコンテンツを作成する」ということです。「誰も潜ったことがないダンジョンがごろごろしている」とかそんな感じです。ただしこれを実現するには膨大な供給リソースが必要であり、ゲーム運営側だけでそれを負担することは非常に困難でしょう。

供給リソースの問題をテクノロジーで解決しようとした場合、いの一番に思いつくのが「AIによる自動生成」でしょう。しかし個人的に「AIの生成物」はまだあんましわくわくしないし、よくわからんのここでは却下。(むしろそういうAIをつくるというほうがわくわくします)

じゃぁどうするか?

と考えて、思いついたのが「供給リソースをユーザーの遊びとして昇華し代替する」という方法です。クエストやダンジョンを「つくる」ことを遊びにしてしまえばいいんではないかというアイデア

すでにマイクラやマリオメーカーなどUGC生成を遊びとしているソフトはたくさん存在しております。よってコンテンツ作成過程をを「遊び」として、ユーザーに受け入れてもらう障壁は低くなっているように感じております。

よくあるファンタジーな世界観のMMORPGで例えるなら、

  • 冒険者とは別に「神」というクラスを設定する
  • 「神」は世界を冒険することを遊びの目的とするのではなく、世界を構築すること、つまりはクエスト・ダンジョンなどのコンテンツを作成することを遊びの目的とする。
  • 作成したコンテンツは冒険者から「いいね」などの評価を得ることができる
  • 作成したコンテンツの評価数に応じて「神」のレベルが上がり、コンテンツ作成の幅が広がる

みたいな感じですかね。

こうすれば、世界にはプレイし尽くせないコンテンツであふれかえり、プレイ差異はその構造上で保証されるというMMORPGが生まれるのではないでしょうか? これは個人的にすごくわくわくします。

残りの課題は

あとはコミュニケーションの取り方をもう少しなんとかできないかなぁと思ったりするのです。

理想は山でハイキングしているときにすれ違った人と自然に挨拶する感じ。あの構造を分析し、ゲーム上で再現することができれば「人との繋がり」もさらに一歩先へと進めることができそうな予感がするのですが、そろそろ眠くなってきたのと、けっこういいアイデアだと思ってましたが、字に起こしてみると「もうすでにこんなゲームありそうだなぁ」という気もしてきたので、本日はこの辺で。