塩だけでイケます。

ゲームに関して個人的に思った「ここだけの話」を書きなぐっていくブログ

【DQ10】バージョン4.1をプレイしてみた感想

f:id:bokutotu:20180305213654j:plain新ドレアをこしらえたぼんぜです。

週末からドラゴンクエスト10 バージョンアップ4.1をプレイしたので、その感想を。

 

まとめると

「既存コンテンツへの改修は感動的だが、新規コンテンツはいまひとつ」という感じでした。

 

よくぞここまで…。感動的な既存コンテンツへの改修

大きくは「染色仕様」と「家具・庭具の配置仕様」です。これがすごくいい! 初めて使用したときは感動的すぎてゲロ吐きそうになりましたよ。

 

まず染色仕様。これまで「各装備品に最大2つ設定されている染色可能部位ごとにひとつずつ色を指定して染色しなくてはならない」という仕様から「姿見で設定している色を参照し、一気に色を変更することができる」という仕様に変更されました。

染色には「色によっては染色用素材の価格が結構高い」という前提がありました。しかし既存仕様では単一部位ごとしか染色できなかったため、「各装備品に最大2つ、計12箇所もの染色部位」に対して「間違わないように染色しなくてはならない」というストレスが大きな仕様になっておりました。

「妖精の姿見」(実際に染色などをする前にコーデを確認できるアイテム)の存在により「思っていたのと違う」というリスクは回避することがある程度できるようになっていたのですが、「妖精の姿見と同一に染色する」ためには「姿見の情報を覚える」もしくは「染色ごとに姿見を確認する」などのコストをユーザー側の努力で支払わなくてはいけない仕様でした。それを今回の改修によりシステム側がそのコストを一律で負担してくれるようになり、染色がしやすくなり「ドレア」がより快適に楽しめるようになりました。運営さん、グッジョブ!

 

次に「家具・庭具の配置」仕様です。これまで「家具・庭具」配置時に追従していた視点(カメラ)が、固定できるように仕様が追加されました。

 

 いままで配置場所を決めるために家具・庭具を移動しようとした場合、カメラが追従してきました。これによりどうしても「配置する家具に焦点があい、他家具との位置関係が把握しづらい」や「壁際などに配置仕様とすると、壁と家具・庭具にカメラがはさまってしまい、壁もしくは家具・庭具しか映さなくなってしまう」という問題がありましたがこの仕様追加により、それらの問題発生が緩和されたように感じます。

例えば「複雑に家具を重ねてデザインを構築したい」ときや、「壁などを整列させたい」などの場合に非常にやりやすくなりました。運営さん、グッジョブ2!

 

これらの改修はかなり思い切ったことをしているなという感想を抱きました。素人目に見ても、「染色仕様変更」についてはUI・システム面において大胆な変更が施されておりますし、「家具・庭具の配置仕様変更」については大きな仕様追加ではないかもしれませんが、限られた既存の仕様の中で変更すべきポイントを上手く付いているような気がします。どちらにしろ途方もない作業や検討があったことが伺えます。開発された方には率直な敬意と感謝を伝えたいと思います。遊びやすくしてくれてありがとう!!

 

新規コンテンツは「新規性」の設置に違和感を覚える

「既存部分への改修」については上記のように感動したのですが、新規要素については正直いまひとつでした。「メインストーリー」、「いにしえのゼルメア」など今回の目玉となる新規コンテンツについて「ボリューム不足」や「ストーリーがつまらない」などの声が挙がっていますが、個人的には「新規性」の設置に違和感を覚えます。

ここで書いている「新規性」とは、「登場時期が最新である」ということではありません。「目新しさ」つまりは「既存コンテンツからの脱却」などですね。

例えば「メインストーリー」は「それ自体を楽しむ」ことが目的だと思います。であるなら「新規性」はゲーム内容に優先的に設置されていたほうがよいと思うのですが、今回のバージョンアップでは、残念ながらその点が弱かったように思います。

また「防衛軍」や「いにしえのゼルメア」などは、ゲーム内容自体は「新しい」のですが、報酬が「装備品」という他の入手方法で代替可能な既存コンテンツ(の最新アイテム)を設定しています。このサブコンテンツで新規性を出すなら報酬は「新商品」かつ「限定品」が必要だと思いますが、そうなっていないので「救済措置」的なコンテンツという枠組みから脱却できず、「全員が楽しめる」目玉になるのが難しいように思います。

 

以上のように「新規性」を設置している箇所が、ちぐはぐな感じがして新コンテンツの爆発力につながっていないのではないかなぁと思う次第です。

 

今後にすごく期待しています。

今回のバージョン4.1は最初に書いたように「既存改修がとてもよく、新規追加がいまひとつ」という感想を抱きました。ただ本当に「既存改修」はとても良かったので、これが新規コンテンツに活かせれば、もしかしたら…という期待を抱かずには入られません。

もちろん適材適所ということもあり新規コンテンツの開発には向かないチームになっているのかもしれませんし、もしくはそもそもとして「良質な新規コンテンツを開発できる環境」になっていないのかもしれませんが、一ユーザーとしては期待を高く持ちたいのです。

バージョン4もまだまだこれから。これからもオモチロイ冒険ができると期待していますので開発の皆様、頑張ってください! 応援しています!

 

www.dqx.jp